膝・腰の痛み

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、関節の表面を覆った軟骨が滑っていく病気で、必ずしも外見上の変形があるわけではありません。
関節軟骨は厚さが 2mm~7mm あり、衝撃を吸収すること、関節を曲げ伸ばしする時の骨と骨との摩擦を防ぐ役割があります。

初期では関節軟骨のみ障害を受けますが、関節軟骨には神経がないため、損傷しても痛みを感じないので、そのまま進行すると軟骨がすり減り、関節軟骨の下の骨同士が擦れて強い痛みがでてくるようになります。
内側型の膝関節症が多く見られます。
原因は、加齢、肥満、筋力低下などをきっかけに膝の機能が低下していきます。
特に筋力低下は関節に大きな負担をかけます。 膝関節は股関節に比べ不安定な関節で、周囲の筋肉が膝を安定させています。

症状は、初期では朝起きて歩き始めた時の膝の違和感が最も早く現れる症状です。 この痛みは長続きせず、しばらく休むと痛みがなくなるのがほとんどです。

中期になると、痛みがはっきり自覚できるようになります。 膝が完全に曲がらない、伸びない、階段の上り下りがつらくなり、特に下りるのがつらくなります。 他にも、正座、しゃがみこみ、椅子からの立ち上がり動作が苦痛になります。
炎症がでてくるため、関節に水が溜まって腫れてきたり、熱を持ったりしてきます。

末期になると、骨の変形が相当進み、痛みがひどくなり、コリコリ、ガリガリといった音を感じるようになってきます。
ここまでくると、日常生活に支障をきたすようになり、行動範囲も狭まり、体力も低下していきます。

ぎっくり腰

よくある原因としては、重たいものを持ったり、中腰での作業などがありますが、何気ない日常生活の動作 (布団から起き上がる時、顔を洗う時、くしゃみをした時、背伸びをした時) などで、突然激しい痛みに見舞われます。
要因は、運動不足 (柔軟性低下、筋力低下) 不良姿勢での作業、長時間の同一姿勢、肥満などがあります。
痛める部位は、腰の筋肉、筋膜、関節、靱帯など様々あります。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎は、5つの椎骨で構成され、椎骨と椎骨の間にはクッションの役割をする椎間板があります。その椎間板になんらかの原因でひびが入り、椎間板の内部にある髄核というゼリー状の組織が一部飛び出して、神経を圧迫するのが椎間板ヘルニアです。特に多く発生するのが10~40歳代の若い世代です。
椎間板ヘルニアでは、激痛を訴える人が多いのですが、それは脊椎の周辺は多くの神経が存在しているためです。特徴的なのは、腰の痛みだけではなく、ふともも、すね、足首、足の指先にも痛みやしびれが出て、筋力低下、歩行困難などの症状がみられます。おじぎ、いすに座るなど前かがみの姿勢をとると痛み、しびれが強まります。
首のヘルニアでも腰のヘルニアでも神経が非常に強く圧迫された場合、おしっこやお通じが出にくい、漏れてしまうという症状が出ることもあります。

腰椎分離症

腰椎の疲労骨折。腰椎は5つあり、4番目、5番目に発生、腰椎の後方部分に亀裂が入ります。体、骨のやわらかい中学生の男子に発症することが多く、ジャンプや腰の回旋を繰り返す競技に多い。
症状は、腰部の痛みで腰を反らした時に痛みは強くなります。分離症があっても強い痛みがなく生活、運動できる場合もあります。2週間たっても痛みがとれない時は、早めに来院してください。
左右の分離症がある場合は、放置すると大人になるにつれて亀裂の部分が徐々にずれて将来的に分離すべり症に移行しやすくなります。

慢性腰痛

長時間の同一姿勢、不良姿勢(デスクワーク、車の運転)、運動不足が原因で首、方、背中、腰の筋肉が固まってしまうことで血流が悪くなり、疲労物質が溜まってしまいコリ感や鈍痛、ひどくなると頭痛や腕、お尻、ももへ放散痛がでてきます。

【保険外診療】
特殊電気治療
特殊電気治療+マッサージ(15分)+ウォーターマッサージベッド
・初診料  :2,000円
・2回目以降 :1,500円

マンツーマン治療
超最先端医療機器「ショックマスター」による電気治療
・初診料  :3,000円(20分程度)
・2回目以降:2,000円(15分程度)

治療の様子(動画)
・ショックマスターについては
治療機器の紹介」ページをご覧ください。